石堂動物病院
2020 / 03   «« »»
01
S
 
02
M
 
03
T
 
04
W
 
05
T
 
06
F
07
S
 
08
S
 
09
M
 
10
T
 
11
W
 
12
T
 
13
F
 
14
S
 
15
S
 
16
M
 
17
T
 
18
W
 
19
T
 
20
F
 
21
S
 
22
S
 
23
M
 
24
T
 
25
W
 
26
T
 
27
F
 
28
S
 
29
S
 
30
M
 
31
T
 
 
Pageview

Online Status

Profile
プロフィール。

Menu

RSS & Atom Feed
石堂動物病院
RSS1.0 / RSS2.0 / Atom0.3
当院からのお知らせ
RSS1.0 / RSS2.0 / Atom0.3
お薬・治療法の紹介
RSS1.0 / RSS2.0 / Atom0.3
食事(療法食)・おやつの紹介
RSS1.0 / RSS2.0 / Atom0.3
サプリメントの紹介
RSS1.0 / RSS2.0 / Atom0.3
デンタルケア
RSS1.0 / RSS2.0 / Atom0.3
介護商品の紹介
RSS1.0 / RSS2.0 / Atom0.3
役立つ商品・おもしろグッズのご紹介
RSS1.0 / RSS2.0 / Atom0.3
イベント情報
RSS1.0 / RSS2.0 / Atom0.3

Pickup Photo!
2016/06/08 :: 抗腫瘍性サプリメントの紹介
抗腫瘍性サプリメントの紹介

悪性腫瘍の治療は,
1)抗癌剤による化学療法
2)手術による外科的摘出
3)両者の併用,すなわち,外科的摘出後の化学療法の実施
などが,治療法のスタンダードです.
しかし,動物の年齢,腫瘍の進行程度,経済的な問題,その他の理由などからスタンダードな治療法が常にできるとは限りません

そんな時には,抗腫瘍性サプリメントの投与を考えてみてはどうでしょうか?
当院のお薦めの抗腫瘍性サプリメントを2つご紹介します

「リンパクトデリタブ」
動物が持っている免疫力を高めることによって,腫瘍細胞の増殖を抑える・遅らせることを目的としたサプリメントです.各種のキノコ類に含まれる「β-グルカン」という多糖体に,免疫を担当するマクロファージやリンパ球を刺激して免疫力を高める効果が認められています.
「リンパクトデリタブ」は,アガリクス,マイタケ,シイタケの3種類のキノコから高濃度に抽出された多糖体(β-グルカン)を含んだ錠剤の抗腫瘍性サプリメントです.多くの腫瘍に適応できますが,悪性リンパ腫のような血液腫瘍に特に効果的と思われます.

  !!$photo1!!

「アガリペット+サメ軟骨」
アガリクスの抗腫瘍成分(β-グルカン)にサメ軟骨成分を含んだ粉状の抗腫瘍性サプリメントです.サメ軟骨には腫瘍内の新生血管形成を抑制する効果があると言われています.腫瘍の成長に必要な栄養を送る新生血管の形成を妨げることによって,腫瘍の増殖を抑制する効果を期待します.「しこり」を作るような軟部肉腫などの腫瘍の場合には,サメ軟骨成分を含んでいるこちらの抗腫瘍性サプリメントの方が良いと思われます.

  !!$photo2!!

  これらの抗腫瘍性サプリメントは,腫瘍を持っている動物の生活の質
  (QOL=Quality of Life)を改善する/維持することにも大きく役立つ
  と考えられています.



all photo

Recent Diary

«« お正月休みのお知らせ | main | no data »»
«« カテゴリ内前記事(お正月休みのお知らせ) | 当院からのお知らせ | カテゴリ内次記事(no data) »»
2020/03/06
犬の新型コロナウイルス情報(2020/03/05更新)
うっしっし香港の犬からの新型コロナウイルス検出に関する追加情報
                 (2020/03/05更新)

2月下旬に香港の60歳の女性で新型コロナウイルス感染が確認され,その人が飼育する老齢のポメラニアンの鼻と口の材料に新型コロナウイルス感染の弱い陽性反応がみられました.これがウイルスの付着によるものか,感染なのかを調べるため,その後のウイルスの存在を追跡したところ,複数回の弱陽性反応が出たことから,香港漁農自然護理署(AFCD)は犬が「低レベルの感染」をしていると結論しました.同時にこの所見は大学や国際獣疫事務局(OIE)の専門家たちによっても確認され,「人間から動物への感染例の可能性が高い」とされました.

この犬は新型コロナウイルス感染の症状を全く見せていないといわれていますが,香港政府が先月28日に出した新型コロナウイルスに感染したペットを14日間隔離する措置を受けています.香港では,別の感染患者の犬も1頭隔離されており,現在は陰性となりましたが,隔離は続けられているそうです.香港政府は「現時点でペットがウイルスを媒介するというデータはない」と強調しています.そして,動物が感染源になるといった過剰な心配を抱かないように呼びかけています.
 
******************************
以上が朝日新聞デジタルおよびAFPが報じたニュースの抜粋です.犬が感染する可能性は極めて低いといったわれわれの考えは間違っていたことがわかりましたので,ここに正しい情報をお知らせしました.それではわが国の犬においてどのような対応ができるのかを以下にまとめます.


<犬における感染>
犬は家の中で隔離してください.幸いに犬が健康を害することはないようなので,隔離しておけば自然に感染はなくなるものと思われます.症状がなければ動物病院でできることもありません.また,人間のコロナウイルス感染者を受け入れることができるような病院に相当する動物病院の体制は整っていません.感染した人間が軽症で家にいるならご自分で犬の世話をしてください.感染した人間が入院する際には,犬をどうするかについては,医師ならびに保健所の指示を仰いでください.

<人間が感染して家庭に犬がいる場合>
これまでの香港の2頭だけの経験では,感染であっても低レベルであり,犬には症状は出ないようです.しかし,生きたウイルスが少量ながら一定期間そこに存在するということで,注意は必要です.一方,わが国では動物に対して人間のコロナウイルスのPCR検査を行う体制は全く整っていませんので,検査を行うかどうかについては保健所の判断と思われます.動物病院に来院されても国立感染症研究所から出されている感染管理ガイドラインに沿った対応はできません.

<ふつうの家庭犬は>
外出を避ける,外に出るのも家の周りだけにする,人混みには連れて行かない,他の犬との接触を避けるためドッグランも利用しないことで,自宅にいるのが最も安全と思われます.犬にはコロナウイルスが入ったワクチンもありますが,これは犬の消化器コロナウイルスのワクチンで,人間のコロナウイルスに対しては効きません.

<猫はどうする>
猫にも感染のリスクはあると考えて,外に出さず,家の中においてください.猫のコロナウイルスには,多くの猫が持っている病原性のほぼない猫腸コロナウイルスと,それが突然変異してごく少数の猫に病原性を示す猫伝染性腹膜炎ウイルスがありますが,これらは人間のコロナウイルスとは異なり,猫ではワクチンはありません.猫に人間のコロナウイルスが感染するかどうかについては,SARSコロナウイルス大量を実験的に気管内に接種して感染が起こることが示されていますが,これはあくまでも自然界では起こりえないような実験的な条件であり,その場合も重大な病気は起こらず,すぐに感染から回復するとされています.したがって犬同様に対応してください.

<最後に>
今回の事例では,犬は善意の第三者であり,たまたまウイルスをもらってしまったと考えられ,どうして犬に感染が起こったのかについては,老齢の犬であったからなのか,それとも犬はすべてそうなのかはまだ例数が少ないためわかりません.しかし,中国のように多くの感染患者がいる場所でも,犬から病気をもらったというような状況は報告されていません.犬は大切な家族の一員です.決して犬を悪者にしたり,飼育を放棄したりしないよう,そして過剰に恐れることなく,ふつうに対応してください.

                                           日本臨床獣医学フォーラムHPより引用して掲載
posted at 2020/03/06 9:42:54
lastupdate at 2020/03/06 9:49:08
修正